観音ガールの南無なむ日々 

はじめまして。こちらは滋賀県長浜市地域おこし協力隊観音ガールのブログです。長浜の観音文化をはじめ、歴史や仏像について色々綴っていきます。

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【お知らせ】黒田安念寺の「いも観音」さんが観音ハウスへ!

木之本駅から車で10分、「いも観音」として親しまれる黒田安念寺の観音さんがKANNON HOUSEにお越しです。

1月22日から3月中旬までご滞在予定。

www.nagahama-kannon-house.jp

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黒田安念寺は戦国武将黒田氏の発祥の地「黒田」の中でも西に位置しています。

寺伝では藤原不比等にゆかりある人物が安念寺を興し、黒田に暮らす村人は藤原不比等の末裔とされています。

  

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黒田安念寺の仏さんは皆、朽損しています。

もともと、どういうお顔なのかはわからないほどです。

しかし、様々な角度でお顔をみると、いろんな表情をされているように見えます。

会う人によって全く違う表情をするのが大きな特徴です!

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このようなお姿になったのは数々の戦禍に巻き込まれ、田畑や川に隠し、その難を逃れたからと言われています。

 

元亀元年(1571)に織田信長比叡山焼き打ちの際、比叡山の流れをくむ湖国天台宗の寺々が焼かれ、末寺である安念寺も焼かれました。

その後、天正11年(1583)賤ヶ岳の合戦の時、柴田勝家の放火によって伊香具神社が全焼し、安念寺も再び戦火に焼かれてしまったのです。

 

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また、観音さんを 余呉川へ持ち出し、夏の行事として洗い清めたことから「いも観音」とも言われています。

村の子どもたちは観音さんを近くの川で浮かべて水遊びをしていたそうです。

しかもこの話はそう古い話ではなく、世話方さんによるとご自身のお父さんくらいまで一緒に遊んでもらっていたとのこと。

ということは、戦前くらいまでは川でご一緒に遊んでいたのでは?

 

もともと17躯の仏さんが安置されていました。

しかし、近年2度の盗難に遭い、現在は10躯のみとなっています。

 

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今回、お越しのいも観音さんは毘沙門天(左)さん、大日如来(右)さんと思しきお二方。 

観音ハウスでは360度仏さんの姿を見ることができますので、いろんな角度からみたいですね。

出会う人によって違う表情で語りかけてくれる「いも観音」さん。

東京でもお堂へ行くような気持ちで、寒い時にこそお会いしたいですね!

 

 ▼京都新聞で掲載されていました

www.kyoto-np.co.jp