観音ガールの南無なむ日々 

はじめまして。こちらは滋賀県長浜市地域おこし協力隊観音ガールのブログです。長浜の観音文化をはじめ、歴史や仏像について色々綴っていきます。

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【徒然】仏像がつなぐコミュニティ

一週間ほど前のことです。
県立大学で「今日までの私」「今していること」を話しました。
人生25年ですが、山あり谷ありです。
講義を終えて受け取った学生さんたちのミニレポート。
 
着眼点が面白いなぁと思いながらパラパラめくる中で、
お!と思ったのはこちら。

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「仏像は人ではないのに地域での役割があることがわかった」
 
「仏像は地域の役割がない」と認識されていたということ。
でもきっとそうですよね。
手を合わせる機会がない現代では、「仏像の役割は文化財。あくまで昔を伝える”物”」と思われがちです。

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確かに文化財であり、昔を伝える存在であると思います。
ただ、地域にとって「他人」のような存在になってしまっていることもわかります。
それは文化財だから、と一般人である自分たちとは関係ないと思われていることも関係していると思います。
 
 
この講義では「地方の仏像」が「地域にとって家族のような、とても身近な存在である」ことを話しました。
私がメインで活動している滋賀県長浜市では特に、その傾向があります。
※地域によって異なりますが…
 
高月町東物部光明寺ご開帳を記念して境内でよさこい披露

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困った時に頼る存在であり、良いことがあった時の報告相手であり、人には言えないことを投げかける存在。
そして、地域の決め事を見守り、祭を始める前の挨拶や成人の報告、日々の感謝を伝える。
 
地域の暮らしの中で、必ず仏像、仏さんは関わってきます。 
それぐらい身近な存在だったわけです。
 だから「仏像が、人を地域を繋ぐ」存在であると思っています。
 
昔は村の中が社会の全てでしたが、今、社会は村に留まりませんよね?
市内、県内、地方、全国。
これからは仏像を通して、場所的な意味を越えた「むら(住処を問わず、その仏像を家族のように思う人たちのコミュニティ)」が作られていくと思います。
 

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学生さんからズバリ!なコメントをいただき、こちらも勉強になる!と思いました。
やはり、いろんなところへ出て地方の仏像のことを話すことは大切ですね。
 
上田洋平先生の学生さんもよくお話を聞いてくださいました!
素敵な機会をくださいましてありがとうございます!