観音ガールの南無なむ日々 

はじめまして。こちらは滋賀県長浜市地域おこし協力隊観音ガールのブログです。長浜の観音文化をはじめ、歴史や仏像について色々綴っていきます。

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【拝観】菅山寺の仏像群 弘善館

余呉で仏像拝観といえば

菅山寺の諸仏、宝物を安置している弘善館。

こちらをご紹介。

1.  弘善館について

余呉町坂口にある赤い鳥居。

ここから菅山寺まで山道を徒歩50分歩きます。

菅山寺本堂へ行ってみたい方は登山スタイルでない危ないですよ。

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※菅山寺登山についてはこちらにまとめました

www.kannongirl.com

 

こちらの鳥居から少し上がったところに

弘善館があります。

こちらは古民家を坂口の皆さんで

改修した収蔵庫です。

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2. 木心乾漆造の十一面観音

パッと見た瞬間、お顔と身体のバランスがおかしい?と感じました。

こちらの観音さんは何度か修復をされています。

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ただし、足元にご注目!! 

 左右で衣のしわの入り具合が違いますよね?

向かって右は摩耗して滑らかになっていますが、左側はかなり厚みがありますよね?

実はここから木屎漆が検出されて、木心乾漆の観音さんであることがわかったそうです。

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木心乾漆の技法は奈良〜平安時代初期の高度な技術です。

観音さんが長浜で制作されたのか、奈良で制作され納められたか。

詳しいことはわかっていないようですが、もしかしたら長浜に仏像工房があったのかも知れませんね…。

 

図録の写真を見ると、ただならぬオーラがあります。

▼『びわ湖・長浜びホトケたち』図録より

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3.迫力ある五大明王

弘善館には平安時代制作の五大明王金剛夜叉明王を除く)が並びます。

 

然程大きくはないものの、目力と食いしばった歯、立体的な火炎。

威圧感たっぷりの不動明王

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第三の眼がかっこいい大威徳明王

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 降三世明王

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軍荼利明王

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どの明王も威圧感はあるものの、大きさが小さいこともあってどことなく可愛く見えてしまいます。

 

拝観される場合は長浜観光協会北部事務所に事前連絡が必要です。

詳細はこちらから。

kitabiwako.jp