観音ガールの南無なむ日々 

はじめまして。こちらは滋賀県長浜市地域おこし協力隊観音ガールのブログです。長浜の観音文化をはじめ、歴史や仏像について色々綴っていきます。

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【徒然】原点回帰のため、日本仏教都・奈良へ

長浜で観光の話になると

京都・奈良と長浜を比べることがありますが、

京都・奈良との違いはなんでしょうか?

 

長浜のオンリーワンを見直すために

奈良へ行ってきました。

 

1. 1年ぶりの奈良

会社勤めの時は仕事に慣れることに

必死だったので奈良へ行くことは

ありませんでした。

 

いろんなご縁があって長浜へ移住し

半年が経ちました。

色々と事業展開することに

不安を抱きながらも

 

「これはやりたい」

「でもこれで生きていけるのかな」

と悶々としていました。

 

一度、原点回帰するためにも

やりたいことについて相談するために

 

そうだ、奈良へ行こう。

 

2. 奈良で自分の足跡を辿る

(1)仏像に魅せられた法華堂

荷物を宿に置き、

早速、向かった先は東大寺法華堂。

仏像愛の原点です。

 

法華堂に安置されている

天平時代の不空羂索観音さん。

像は大きく

切れ長の瞳

リアルな腕の太さ

 

何より1300年間立ち続けていることに

ものすごいショックを受けました。

 

https://iwiz-chie.c.yimg.jp/im_siggN1QmWUyJsl.L3MlDglxfOw---x320-y320-exp5m-n1/d/iwiz-chie/que-13161136513

 

今、拝観しても

その技巧と歴史に驚き「圧倒」されました。

 

後になって気がつきましたが、

拝観中、私は終始口を引き結んでいたのです。

それはどんなに表情を見つめていても

「緊張」「畏れ」を持っていたのでしょう。

 

http://ocn1.net/yamamtso/img032fukuu1.JPG

 

長浜で観音さんと対面するときは

あんなにもリラックスして

「観音さんお久しぶりです」

と言いたくなるのに。

 

きっとこの違いは仏像に対して

 

どのような「役割」をしていただき

どのような「人たち」が

どのような「想い」を向け続けたか

 

が影響していると思います。

 

(2)古代人になりたかった時代

夜はお水取りの聴聞へ行きました。

東大寺二月堂修二会・通称「お水取り」は

鎮護国家・五穀豊穣を祈る仏教儀礼です。

 

大学時代は日常生活では体験できない

異空間に魅せられ、

毎年東大寺二月堂お水取りへ行っていました。

 

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(写真:東大寺二月堂修二会お松明)

 

松明が激しくもえるさまをみて

声明を聴聞して自宅で真似して

日常会話に仏教語を使ってみて

 

古代人にはなれないけど、

なりきってみるとどうなるのか、

試していました。

と言いながらも、今もそうですが。

 

今以上に「なりきるために」

没頭していました。

 

はじめこそ異空間が物珍しかったのですが、

自分の中にある古代人の記憶が
反応するかもしれない。

仏像を必要とした時代をもっと知りたい、

五感で感じたい。

 

そんなことを思いながら

毎年通っていたことを

思い出しました。

 

3. 仏像好きのオーナーと夜を明かす

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今回の奈良滞在では「ゲストハウス琥珀

を利用しておりました。

琥珀のオーナー境さんは仏像が好きで

仏像好きの人が集まる場所を作りたい

という思いで立ち上げました。

nara-kohaku.com

 

そんな境さんと夜通しお話をしましたが、

「仏像の社会的意義」

「博物館と展覧会」

「幽霊」

 

どれもディープな会話でしたが、

話せば話すほど、自分が長浜へ移住してから

仏像との向き合い方、信仰に対する考え方が

変わってきたことがよくわかります。

 

今も違和感しかありませんが

何より「ホトケさん」ではなく「仏像」

という言葉を使うことに抵抗があるのです。 

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(写真:長浜市南郷の観音さん)

 

私も長浜にホトケさん仲間が

集まるようにしたいです。

「あとは次の分厚い壁を破るだけですよ。」

眩しい笑顔に見送られ、

原点の奈良を出立しました。