観音ガールの南無なむ日々 

はじめまして。こちらは滋賀県長浜市地域おこし協力隊観音ガールのブログです。長浜の観音文化をはじめ、歴史や仏像について色々綴っていきます。

MENU

【拝観】光勝庵 国安の観音さん

1月30日よりKANNON HOUSEにて

余呉町国安・光勝庵(安養寺)の観音さんがいらっしゃっています。

 

ちなみに今回私は

国安から上野まで観音さんとご一緒に移動いたしました。

 

観音さんがKANNON HOUSEに

到着されるまでをまとめました。

 

 

1. 国安の観音さんご出発

(1)余呉町国安について

余呉」というと最近は「日本のウユニ」で

有名な撮影スポット「余呉湖」があります。

shigatoco.com

余呉の積雪具合は余呉湖畔にある

隠れ家カフェ「の遊び」さんが

よく余呉湖の写真を撮られてUPしていらっしゃるので

ご覧ください。

https://scontent-nrt1-1.xx.fbcdn.net/v/t1.0-9/27459392_324451681391747_5323804685535082449_n.jpg?oh=0ecff9d7c2f0f696f68aa448b611e220&oe=5ADE3FDF

www.facebook.com

 

そんな余呉湖から車で10分ほどで国安自治会館があります。

観音さんをお迎えに伺った日は積雪40~50cmほど。

国安の方々が村の道を除雪してくださったので、

トラックも簡単に入ることができました。

f:id:kanakotsushima0419:20180131201645j:plain

 

(2)国安自治会館

さて、早速国安自治会館に入ると、観音さんは高い所に。

f:id:kanakotsushima0419:20180131201954j:plain

なかなか厳かな雰囲気の観音さん

拝観するときは少し距離があり、

お顔ははっきりと見ることはやや難しめ。

ふくよかなお顔がポイントですね。

f:id:kanakotsushima0419:20180131202036j:plain

 

(3)観音さんご出発準備

早速、観音さんの出発準備にかかります。

f:id:kanakotsushima0419:20180131202258j:plain

「観音の里展」で出展されて以来、間近でご対面するのは、

国安自治会の皆さんも初めてという。

観音さんのお顔をじっくりとご覧になりました。

f:id:kanakotsushima0419:20180131202534j:plain

 

「鼻筋が綺麗に通っていてほんまにべっぴんさんや」

自然と頭が下がり、手を合わせたくなる。

そんな観音さんの表情だとおっしゃっていました。

確かに自然光にあたり、様々な角度から拝観すると

表情が全く違います。

f:id:kanakotsushima0419:20180131222046j:plain

 

 

台座をみる度に思うのは、

観音さんの足型が可愛らしいということと

意外と細長いこと。

f:id:kanakotsushima0419:20180131202333j:plain

 

2. 中川仏師作 特製台座

今回、国安の観音さんは像高約110cmということで

KANNON HOUSEの台座の上にお立ちになると

ガラスケースに納まらないので、

今回特別に台座を作成しました。

 

オーダー先は中川大幹仏師。

長浜市のお隣、

伊吹山の麓 滋賀県米原市に住み数々の

仏像の修復もされています。

今回KANNON HOUSE用特注の台座を作ってくださいました。

f:id:kanakotsushima0419:20180202161756j:plain

 

中川仏師についてはこちらから

www.gaido.jp

観音さんの足下も確認しながら調整していきます。

f:id:kanakotsushima0419:20180202123603j:plain

 

3. KANNON HOUSEにて観音交代

(1)千手千足観音さんを梱包

東京で年越しとなった千手千足観音さん。

来場者数もとても多かったようです。

KANNONHOUSEにお越しになったことで

普段なかなか長浜へ行けないという方々が

たくさんご来場されたようです。

f:id:kanakotsushima0419:20180201111325j:plain

 千手千足さんの細かく繊細なお手を

少しずつ梱包していきます。

指先がかなり脆くなっているので、

手を包むのではなく腕と腕の間に薄葉紙を挟んでいきます。

たくさんのご縁をありがとう!

 

(2)国安の観音さんをお掃除

 続いて展示される国安の観音さん。

KANNON HOUSEの皆さんとご一緒に

筆やブロアーで埃を落とします。

特に筆で埃を落としてみると、

観音さんのお身体の線や彫ったノミ跡がわかり

とても勉強になります。

f:id:kanakotsushima0419:20180201111409j:plain

 

(3) 国安の観音さん 見どころ 

さて、国安の観音さんの見どころを紹介します。

制作年代:室町時代

像容:寄木造

  • ふっくらとした頬

どこから見てもふっくらとした頬。

やや下正面から拝観すると頬が強調された影響か、

口角がスッと上がっているように見えます。

  • 眉のライン

眉山から眉尻にかけてのラインがなだらかです。

このためか穏やかな表情になります。

また下から拝観すると眉のラインに影が入り、

観音さんの彫りが深いお顔立ちになります。

f:id:kanakotsushima0419:20180201111629j:plain

 

  • 綺麗な撫で肩

この観音さんもいくつか修復されていますが、

背面は制作当初のままであろうとされています。

女性のような見事な撫で肩です。

動きある正面に比べ、動きが小さい背面。

「動の正面、静の背面」な観音さんです。

f:id:kanakotsushima0419:20180201111530j:plain

 

4. KANNON HOUSEにてギャラリートークします!

国安の観音さんについて長浜城歴史博物館

佐々木学芸員がお話してくださいます。

今回は私も参加させていただき、

お話させていただきます。

  • 日時:2018年2月4日 11:00~/14:00~
  • 場所:東京都台東区上野2丁目14番27号 上野の森ファーストビル1階

f:id:kanakotsushima0419:20180201111911j:plain

 

www.nagahama-kannon-house.jp

 

ぜひお越しください!