観音ガールの南無なむ日々 

はじめまして。こちらは滋賀県長浜市地域おこし協力隊観音ガールのブログです。長浜の観音文化をはじめ、歴史や仏像について色々綴っていきます。

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【拝観】観音納め まるで乾漆像な平安仏 赤後寺

湖北は雪降る日が増えてきました。

移住者としてはまた降った!

冬本番ですね!と言いたいところですが、

地元の先輩方がまだまだ〜とおっしゃるので

大きめのヒーターを買いました。

 

今年もあと2週間

あっという間に今年が終わってしまいますね。

本日は今年最後の観音さんのご縁日です。

ご縁日に集まれる人で集まって観音さんを拝観しましょう!

ということで下記のようなイベントを企画しました。

 

そして今年の観音拝観を本日、納めてきました。

 

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1. 拝観前にレクチャー

初めて拝観される方向けにと思って

拝観の流れや注意事項、拝観時のポイントについて

拝観前に説明させていただきます。

今回の参加者はホトケさんをよく拝観される方々でしたので

簡単にお話させていただきました。

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2. じっくり拝観

レクチャーが終わる頃には本日の世話方さんが来られて

ご一緒に観音堂へ。

 

テープで少々観音さんについてご説明いただき早速拝観!

「うわぁ〜〜、素敵」

「お会いできてよかった〜!」

「何百年も前からこの土地を守っているんですね」

「お厨子がとっても立派」「井伊家と関係があるんですよ」

「賓頭盧さん、撫でられすぎてツルツル!でもなんとなく表情がわかる!」

 「この首から肩にかけての線が綺麗で」

「同じ観音さんでも胸のあたりの感じが違うのね」

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 観音さんに対して感じたことをたくさん話しました。

世話方さんにとても丁寧に観音さんについてお話していただきました。

ありがとうございます!!

▼コロリ観音さんの由来についてご紹介いただく

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3. 赤後寺の観音さん

簡単に赤後寺の観音さんについてご紹介します。

 

赤後寺には千手観音さん、聖観音さんがいらっしゃいます。

このお二方の特徴は頭から体までの一木造りで

千手観音さんは173.6cm、聖観音さんは182.8cmと現代でもモデル体型です。

またお身体を 漆に砥の粉や地の粉などを混ぜた「錆漆」が厚いためか

木心乾漆像のようにも見えて奈良時代にお生まれにも見えます。

 

どちらの観音さんも平安時代の作とされていますが、

▼千手観音さんは少々目元がキリリとしていて鼻も鋭角で脣も厚め。

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 ※ 写真『高月町史』より

聖観音さんは目鼻のラインがなだらかで唇は薄め。

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 ※写真『高月町史』より

観音堂には木造のツルツルになった賓頭盧(びんずる)さん

身代わり観音と呼ばれる15cmほどの小さな観音さんが

いらっしゃいます。

 

4. 冬季拝観に注意

今日は天気に恵まれ、ポカポカしていましたので 

雪解けで木々から大きな滴や雪が落ちてきました。

冬は雪のためお堂をお守りすることが大変で

それは積雪の日は足元が危なく、

雪解けでは雪崩や木々から落ちてくる雪の危険性がり

長浜のお堂では冬季拝観不可も多い理由も納得です。

冬の長浜は景色も良く、

琵琶湖にはオオワシも到来しますが

観音さんたちは春までおやすみされますので

ご注意くださいませ。

 

最後に

お供物に誘われてムササビも来襲するので、

お堂の扉は開けたらきちんと閉めることを

忘れないように注意しましょう!

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