観音ガールの南無なむ日々 

はじめまして。こちらは滋賀県長浜市地域おこし協力隊観音ガールのブログです。長浜の観音文化をはじめ、歴史や仏像について色々綴っていきます。

MENU

【拝観】小谷寺御開帳レポート

1年に1度1週間のみ開帳

葉が色づき始め、山もところどころ紅葉して水玉模様になってきました。

毎年、この期間は小谷寺ご本尊の如意輪観音半跏思惟像の御開帳期間です。

 

ご本尊の観音さん、とてもちいさな観音さんですが、

朝鮮半島から渡ってきた渡来仏とも言われています。

早速拝観して参りました。

※今回、特別に撮影許可をいただきました。

 小谷寺さんは撮影NGのお寺さんです。

 

 

1.色んな角度から観音さんを拝観しよう!

ドキドキしながらご本尊がおはすところまであとすこし

見ての通り、素敵な演出とオーラですね。

f:id:kanakotsushima0419:20171129232611j:plain

f:id:kanakotsushima0419:20171129232638j:plain

 

(1)まずは座って拝観

f:id:kanakotsushima0419:20171129233027j:plain

観音さんの前で正座してお顔を見上げます。

眉から鼻にかけてのラインがキリリと鋭くなっているからか、

なかなか凛々しい、クールな表情です。

じっと座っている拝観者を見つめています。

真剣に考え厳しくも見える表情でした。

 

(2)続いて正面から拝観

 

f:id:kanakotsushima0419:20171129235334j:plain

続いて正面から表情を伺います。

目を細め観音さんご自身の左足先あたりを見つめているように見えます。

まさに思惟(しゆい)の表情で「う~ん」「そうね…」と少し悩ましげ。

正面からお顔をみることで少し首を傾けていることに気が付きました。

そのせいか先ほどの下から拝観した時の表情より少し柔らかい印象です。

 

(3)畏れながら少々上から拝観

f:id:kanakotsushima0419:20171129233110j:plain

畏れ多くも少々上から観音さんを拝観します。

若干右側から観音さんの表情を伺うと、

なんと伏目で引き結んでいたはずの口元ですが、口角が上がっています。

思惟のもう一つの特徴、微笑みです。

そして顔にあてている指は曲線を描いているからか

観音さんを滑らかで緩やかな印象があります。

 

(4)こちらからも垣間見ます

f:id:kanakotsushima0419:20171129233219j:plain

不思議なことに左上からお顔を拝しますと、

切れ長の目は半眼でありながら

じっとどこかを見つめているように見えます。

右手も左からですとピタっと顔にあてていて

安定感があり

右足もふんわりというよりはサッと素早く上げたような

細くも男性的な足。

 

戦国手帳 2018年版 (黒)

新品価格
¥4,700から
(2018/1/27 14:33時点)

2.とってもオシャレな観音さん

 さてさてドキドキしながら

いろんな角度から観音さんを拝観しました。

世話方さんも

「じっくり見てください!どこから見ても綺麗やから!」と

おっしゃるように抜け目なき凛々しさ、かわいらしさ。

 

(1)異国のファッション

f:id:kanakotsushima0419:20171129233247j:plain

宝冠に三日月に

腰下あたりにあるリボンのような佩飾(はいしょく)。

衣の裾はスカートの裾のようにふわふわとしているように見えます。

小さい観音さんですが、スカートの長さや冠の大きさから考えると

この観音さん、立像だったら足はスラリと長くモデル体型なのでは…。

 

(2)秘仏の観音ハウス

そんな小谷寺の観音さんはどのような状態で安置されているのでしょう?

f:id:kanakotsushima0419:20171129233346j:plain

色鮮やかな洞窟のようなお厨子にいらっしゃいます。

その洞窟のようなお厨子をさらに立派な厨子で囲われています。

いわば二重ロックです。

 

このお厨子の扉の彫刻が凝ってちょっと曳山チック。

長浜の観音さんは色んなお厨子にいらっしゃいます。

日光東照宮のような煌びやかなものや

神仏習合を思わせるような神社の本殿のようなもの、

あるいは地元のお父さんたちお手製の簡素なお厨子もあります。

長浜にお越しの際はぜひ、

ホトケさんだけでなくお厨子もチェックしてください!

 

3.如意輪さんだけじゃない小谷寺のホトケさん

他にも小谷寺さんには

お顔がわずかにわかる程度まで朽ちてしまった

平安時代のホトケさん

f:id:kanakotsushima0419:20171216095703j:plain

鎌倉時代弘法大師さん

f:id:kanakotsushima0419:20171216095810j:plain

小さな厨子入りのホトケさんがたくさんいらっしゃいます。

f:id:kanakotsushima0419:20171216095900j:plain

 

来年のご開帳まで

今年のご開帳期間は終わり、

来年の11月中旬まで観音さんと暫しお別れです。

きっと観音さんは不動明王毘沙門天と顔を合わせながら

「来年はどのくらい来るかな?」

「また寒い季節になるね。」

とか話していたりしないかなと思うと、

来年のご開帳がまた楽しみで早くお会いしたいなと思いました。

せっかくやから、「秘仏を楽しむ会」とか計画しようかな。

 

 

写真・図解 日本の仏像 この一冊ですべてがわかる!