観音ガールの南無なむ日々 

はじめまして。こちらは滋賀県長浜市地域おこし協力隊観音ガールのブログです。長浜の観音文化をはじめ、歴史や仏像について色々綴っていきます。

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【拝観】川並の聖観音さん お迎え

本日は東京の観音ハウスよりお帰りになられた

余呉 川並の観音さんのお迎えに立ち会いました。

川並の観音さんは7月17日から9月20日まで

東京上野「観音ハウス」へご出張されていました。

 

www.nagahama-kannon-house.jp

 

観音さんをお守りする「天神講」 

 

川並の観音さんをお守りするのは「天神講」の皆さん。

この天神講、少なくとも江戸時代から続いているようです。

一番講甲、一番講乙、二番講甲、二番講乙…という感じで一から六番講の甲乙、そして七番講と全部で十三組の方々が月交代で

お堂のお掃除や仏さんたちのお供物を変えたりしていらっしゃいます。

 

観音さんがお帰りになるまで 

 

まずは観音さんが立つ“台座”から梱包がはずれ

 

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その後に観音さんがお入りになります。

 

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そして…

 

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赤ちゃんのように純真無垢、可愛らしいお顔立ち!

像高97.5cmの少し小さめの観音さん

小さな口

目も左右対称で整ったお顔

 

 

 

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お顔立ちは鼻がスッと通って、

螺髻(らけい)と呼ばれる羊の角のような髪

 

身に纏っている服(衣)が簡素な表現で御身体は柿渋で塗られています。

 

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こちらの観音さんは平安~鎌倉時代の観音さんと言われています。

お顔は細かく整っていらっしゃる、一方で腰下がザックリ彫られています。

まるで一本の木から観音さんが生まれたように見えます。

 

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余呉湖のまわりにはいくつかの森があり、

それぞれの森をお守りしている仏さんがいたそうです。

明治時代になり、それぞれの仏さんは現在の川並に集められ、

安置されているようです。

 

こちらのお堂では

お堂の向かって右から

三十番神小坐像、薬師如来さん、日光菩薩さん、月光菩薩さん

ご本尊の半跏思惟な子安地蔵さん、そして可愛らしい聖観音さん

 

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三十番神

 

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▲子安地蔵菩薩 

 

天神講の桐畑さんにお伺いしたところ、このお堂でえらいのは「神様」とのこと。

よくみると厨子ではなく、お社に仏さんもいらっしゃり

仏さまと神さまの距離の近さを感じました。

 

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ちなみに・・・

なんと聖観音さんのお厨子にはこーんなかわいい子が

 

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恐らくは本尊である子安地蔵さんを見まねして、誰かが掘ったのでしょう。

仏像を通してすこし前の人がご本尊を大切に…

親しみをもっていたように感じます。

 

余呉湖のほとりで余呉湖をお守りしてきた仏さんたちに

またお会いしたいと思いました。

 

≪川並の地蔵堂≫

アクセス:滋賀県長浜市余呉町川並

拝観  :毎年春分の日秋分の日のみ御開帳

     ◎2017年9月22日午後、9月23日午前中 御開帳

     その他の日はお堂の外より参拝のみ可

     お当番の方の都合があえば稀にご開扉あり。

     ※お当番の方もご予定がございますので、ご連絡する際は目安として1週間前までに1度されると良いかと思います。

 

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