観音ガールの南無なむ日々 

はじめまして。こちらは滋賀県長浜市地域おこし協力隊観音ガールのブログです。長浜の観音文化をはじめ、歴史や仏像について色々綴っていきます。

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【拝観】住職好き好き観音 善隆寺和蔵堂

 

こんばんは。

台風がじわりじわりと迫ってきていますね…。

8月8日の台風5号の時は姉川が氾濫したのでとっても心配です。

 

本日は長浜市西浅井町山門(やまかど)の善隆寺和蔵堂にて

「観音の里」HPの取材を同席させていただきました。

善隆寺さんがある山門は敦賀へ抜ける交通の要所です。

 

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近くに馬頭観音さんで有名な徳円寺さんも近くあり

物資を運ぶ馬を徳円寺の馬頭観音が見守ってくださっています。

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さて、善隆寺さんですが、

お隣の集落の「庄」(今でもこの名前です)に

天台宗の安養寺というお寺さんが前身です。

その後、安養寺の住職は山門に移住し善隆寺を建てました。

現在、和蔵堂にいらっしゃる仏さんは元々、安養寺にいらっしゃった方です。

 

現在、ご住職と和蔵講4軒でお参りに来られた方に

仏さんとの仏縁のために開扉、ご説明をしてくださいます。

 

※講とはある神社仏閣で信仰している方々のこと。

 長浜では世話方さんのイメージです。

 和蔵堂の場合、仏さんに対して代々信仰されている方々の宗派は

 異なっているそうです。宗派を越えて愛される仏さんなのですね。

 

さて、和蔵堂の仏さんと現地での再会は5年ぶりとなります。

最近は出展されることが多いけれどもお変わりないかな。と

ドキドキしながら収蔵庫の扉が開く様子を見守ります。

 

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※善隆寺境内にて

 

この扉を開けていただく時の期待と緊張

中にいらっしゃる仏さんが見えた時にぞくりとする感覚

お会いできてうれしいという高揚感と

なんとなく触れてはいけない畏怖が混じった感覚

それは博物館や観光寺院では感じることのできない特別感です。

 

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お堂におはす仏さんは

  • 十一面観音さん

 

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像高約100cm 平安末期作

十一面さんは東京藝術大学の「観音の里展」に出展されていた方です。

 

☆ポイント☆ ご住職大好き観音さん

安養寺の住職が安養寺をお弟子さんに任せて山門に移住した際に

安養寺の観音さんが住職とお弟子さんの夢に出て

「山門にご住職が行くなら、私も住職と人々を救いたい」

とおっしゃられて現在の和蔵堂に観音さんと阿弥陀さん揃ってお引越しされたとか。

 

このお話から本来はご住職がいかに徳の高い人だったかを伝えたいとわかりますが、

どうしても「住職が好きだからいないと寂しい。連れて行ってください。」と

仰っているようにしか思えず、可愛らしいと悶絶してしまいます。

 

f:id:kanakotsushima0419:20170916003735p:plain ※イメージ

 

 

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像高約60cm 平安末期作

 

☆ポイント☆ 正面は宮廷顔負けの厳かさ。でも横顔は…

上のお写真でわかるように、正面からですとなかなか厳かな

目尻がキュッと引き締まった阿弥陀さん。

でも恐れ入りますが、横からお顔を見ますと…

 

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引き締まっていた目元がやわらかいカーブを描いていて

微笑んでいらっしゃいます!

そして少しぴよ口。(失礼しました。)

 

本来仏さんは正面に座って見上げて拝観するのがマナーですが、

横のお顔を拝見すると仏さんがどんな表情でこちらを見ていらっしゃるのか

わかって嬉しい気持ちになりますよ!

 

現在は年間600人ほどお越しになられるとか。

ご住職も「仏さんと色んな方にお会いしていただければ、」と仰っていらっしゃいました。

 

こちらは事前予約制寺院になります。

奥びわ観光さんへお電話が必要となります。

最低でも1週間前までにはご連絡をされるとスムーズです。

 

お寺さんですので法事があったり、講の方々も日常生活の中で

日程調整が難しいこともありますので、

「仏さんにお会いしたい!」と思いましたら、

早めに奥びわ観光協会さんにお電話して相談されると良いでしょう!

 

※奥びわ観光協会 HP

http://kitabiwako.jp/spot/spot_1083/

 

 

【行事情報】

8月9日 千日参り